コラム

ワイヤーロープの構造とは?

ワイヤーロープは、さまざまな線がより合わさって作られています。
その構造は、具体的にどのようになっているのでしょうか。
今回は、ワイヤーロープの構造について解説いたします。
▼ワイヤーロープの構造
■ストランドの数
ワイヤーロープは複数の線をより合わせた「素線」によって構成されています。
これを「ストランド」と呼び、複数のストランドがより合わさってできているのです。
ワイヤーロープの断面は、ストランドの太さや組み合わせ方によって異なります。
■より方
ロープはより方によって強弱が異なりますが、ワイヤロープのより方には「普通より」と「ラングより」の2種類があります。
普通よりの場合、ストランドとは逆の方向によってあり、しっかりとよれるために型崩れしにくく取り扱いも簡単なのが特徴です。
ラングよりは、ロープの表面がツルツルしており摩耗に強くなっています。
ロープに比べてストランドが大きいおかげで柔軟性に富み、曲げによる疲労に対する抵抗が大きい構造です。
■心綱
ワイヤーロープのストランドの中には「心綱」と呼ばれる心(しん)が入っています。
柔軟性の高いワイヤーロープに繊維心が使われているのに対して、強度のあるワイヤーロープには鋼心が用いられているのです。
ワイヤーロープの特性は心綱によって異なるため、用途に応じた見極めが求められます。
▼まとめ
ワイヤーロープは、ストランドの数・より方・心綱を用いた構造となっています。
ストランドの数と心鋼の種類は、ワイヤーロープの特性に大きな影響を及ぼすため、適したものを選ばなければなりません。
『株式会社信和線材』では、鉄鋼からステンレスまでさまざまな素材の線材を取り扱っております。
ワイヤーロープで使用する線材を取り扱っておりますので、弊社までお気軽にお尋ねください。

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